「氣」と「気」の違いを知っていますか？　多分、ほとんどの日本人が「気」は「氣」の簡略化されたもにだと認識していると思います。しかし、「気」は日本人の本来持っているパワーを封印している漢字なのです。

「氣」の中の「米」は八方に広がるエネルギーを表しています。米、日本人にとってはエネルギーの源です。1945年の終戦後、戦勝国であるアメリカGHQにより日本の教育改革が行われました。戦勝国を正義と美化し、敗戦国の日本は悪者という歴史の捏造、アメリカ崇拝主義、日本人の誇りと文化を失わせるプログラムです。この氣の中の「米」が「メ」に変わったのはこの頃です。

「メ」はそぎ取る、刈り取る、という意味があります。例えば、この刈り取る意味が入った「殺」という字が文章にあると、私たちは文書を全て読む前に喜ばしい内容ではないと感じることができます。漢字は表意文字です。まるで絵を見るように私たちはその意味を一瞬で感じます。

感じる、それは感情ではありません、それは六感に当たる部分です。超能力、エスパーの分野です。

ご存知のとおり日本には「氣」を使った表現が数えきれないぐらいあります。

やる氣になる、氣分が良い、氣持ちが良い、氣が晴れる、氣が合う、氣合いを入れる、氣が軽くなる、氣を配る、氣が乗らない、氣が散る、氣に障る、氣が弱い、嫌氣がさす、気移りする、氣がつく、これらは本当にほんの一部です。

自分の内で起るエネルギー（波長、波動）と他人から発せられる波動を感じ、読み取っての表現、氣が合う、お互いの波長が合うから仲が良いのです。氣を使い過ぎると疲れます、なぜなら自分の氣(エネルギー)を使うからです。これらの言葉は氣（エネルギー）の本質をよく理解していないと作れない表現です。

日本人が日常で何氣なく使っている表現には氣がたくさん入っています。実際、氣という言葉を使わずに会話をすることができない氣がします。日本人が氣という目に見えないエネルギーの動きや形を感情として表現することができるということは凄いことなのです。それは日本と呼ばれるもっと以前に日本人のルーツになる先住民がテレパシー、六感を使っていた名残です。縄文時代、さらにはアトランティスに遡るという説もたくさんあります。

日本人は元々、第六感が強く働いていた人種です。日本国民が日本を復興するために全員が氣合を入れて一氣に行動した結果、日本は戦後、急速に発展しました。アメリカは100年、イギリスは250年かかったことを日本は30年で成し遂げました。GHQは氣の流れを察し行動できる日本人を恐れて、その氣を封じ込める必要があったのです。

人生の半分以上を海外で過ごしている私にはワークショップなどでの日本人のグループとそうでないグループの行動を観察していると、やはり独特の氣の流れが日本人グループの中にあることに氣が付きます。多分、長い間、日本に住んでいたら慣れてしまってその日本人間に漂う微妙な氣の流れには氣が付くことが難しいかもしれません。それは「氣をくみ取る」という感覚です。こちらが言う前に察してくれる感覚です。察知する力（テレパシー）です、どうか誤解しないで下さい、海外にも優しく氣配りの出来る人たちはたくさんいます。

日本人が自分の意見を言わない、と海外の人から指摘されるのは意見を言わなくてもお互いの氣の流れで物事が進んでいたという歴史があったからではと思います。現在は氣が乱れ、お互いの氣を読み取る感覚が薄れてしまい、身近な他人としか発揮できていない感じがします。

下の「氣」と「気」をじっくりと見てください。二つの絵を鑑賞するように見比べてください。長い間、気という字に慣らされてしまった私たちですが、じっと見ていると二つのエネルギーの違いを感じると思います。どうでしょうか？

       氣　　    気

言霊は言葉に宿る霊力です。口から発する言葉のエネルギー、そして、今ここでお話しているのは視覚から受ける文字のエネルギーです。それは氣がつかないうちに少しずつ私たちの潜在意識に浸透していきます。ちょうど、それは私たちが氣が付かないうちにテレビのCM、雑誌や街の広告を何度も繰り返し見せられているとその商品が氣になってしまう、目から入る情報による洗脳です。

携帯電話、コンピューターの「き」の文字変換は「気」が優先して出てきます。面倒ですが、使う時に「氣」に変換してみてください。何度も変換していると「氣」が優先して出てきます。正しい氣を意識的に使いだすことで、「氣」に貴方のポジティブな意識が加わります。

小さなことですが、この文章を読んだ人が氣を変化するたびに意識下で自動的に日本に対する祈りが量子の世界に飛んでいきます。

それだけでも自分だけにではなく、日本人と日本国の失われた氣を活性化するのに大きく役に立ちます。日本の本来のパワー、元氣を取り戻しましょう！そして、その日本の元氣は世界の元氣につながっていきます。